姫(きみ)のためなら死ねる
まずは公式説明
小さきものは、みなうつくし。【訳:定子様ハァハァ。】宮廷文化花盛りの平安時代。清少納言は、そんなのお構いなしに藤原定子を溺愛していました。「あんた、変態だから目立つのよ。」史実とフィクションの境界を超えた、抱腹絶倒平安ギャグ4コマ!!
平安時代×日常ギャグ百合
登場人物は、学校で習った清少納言(ちなみに正しい発音は、”せい・しょうなごん”です。テレビで林先生が説明していて初めて知りましたw)や紫式部、藤原定子など歴史で勉強した人物達です。
「姫(きみ)の為なら死ねる」の中でのキャラクター設定
【清少納言】
色白設定で顔も美人。
教養や学に長けている。暗記力も凄い。
家柄は一応中流貴族なので仕えの者が
身の回りのお世話を全部してくれる。
趣味は物書きで日々の出来事を書いている。
現代でいうと、セレブニートのブロガー。羨ましいw
【藤原定子】
藤原道隆の長女にして、第66代一条天皇の皇后。年齢は13歳と若く、可愛い系。
少納言憧れの、純真可憐なお姫様。
【紫式部】
彰子に仕え、平安時代に活躍されたとされる女流作家・歌人。清少納言の事が気になる。
【藤原】
藤原道長の長女にして、第66代一条天皇の皇后。清少納言を気にする紫式部が気になる。
ストーリーは
清少納言がニート時、友達に宮中で働かない?っと誘われ面接をしに行きます。
その面接で定子様と清少納言は会い
清少納言は定子様萌えに。
面接も無事合格し、定子様の家庭教師として宮中で働くのですが、定子様萌えが止まらない。
定子様萌えが激しく危ない少納言を友達が力尽くで止めたり
定子様べた褒め内容や定子様との百合妄想?を日記(枕草子)に書き留めたりしているストーリーです。
定子様も定子様で本当の友達が欲しかったみたいで
清少納言の事がお気に入りのようです。
清少納言→→定子様な図ですが、そこがまた良い百合具合?です。
完全な相愛百合ではないですが、どこか感じる2人の仲という。
まんがライフWINにて一部公開中
「姫(きみ)のためなら死ねる」はまんがライフWINにて一部公開中です。
単行本を買う前に試し読みいかがですか?
最初の部分と最新話など少し読めるようです。
漫画化前は全部読めていた記憶があったのですが、
いつの間にか1部分の公開だけになっていましたね、残念です。
ちなみに
「姫(きみ)のためなら死ねる」の題材でもある枕草子って日本最古の「百合エッセイ」と呼ばれているのをご存知でしょうか?
日本最古の百合エッセイ!?
学校の歴史で習った
(原文)
春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく、山ぎはすこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
(現代語訳)
春は夜明け(がよい)。
だんだん白くなっていく、空の山と接する部分が少し明るくなって、
紫がかっている雲が細くたなびいている(のがよい)。
で有名な清少納言の「枕草子」
実はこの「枕草子」
最古の百合エッセイなどと言われている。
というのも、「枕草子」の中身の半分は中宮定子様の事ばかりが書かれている日記のような物だからです。
少し紹介すると
枕草子の「うれしきもの」(二五八段)から
よき人(ひと)の御前(おまえ)に、人々(ひとびと)あまた候(さぶら)ふをり、昔(むかし)ありける事(こと)にもあれ、今(いま)聞(きこ)しめし、世(よ)に言(い)ひける事(こと)にもあれ、語(かた)らせたまふを、われに御覧(ごらん)じ合(あ)はせて、のたまはせたる、いとうれし。
簡単に訳すと
定子様の前には大勢の女房がいるにも関わらず
私(清少納言)に目を合わせて色々と話して下さる。
それが凄く嬉しい。
と枕草子には綴られている!
ここだけでも清少納言と定子様との百合としてみれますよね?
古文よ、もっと早く解りあいたかった…



